最近、急に練習をすると、手とそのついている腕が、疲れたような、だるいような、痛いような感覚になることが増えた。昔はまったくそのようなことはなかったのだが、今年に入ってから顕著になる。
これは年かも知れない。
準備運動、簡単な音階練習、分散和音練習をすれば大丈夫だから、スポーツする前の準備体操がやはり必要なのだろう。無理の利かない体になったともいえる。
筋肉疲労にはクエン酸、全体の疲労(特に脳を含む)にはアミノ酸、そして疲労回復には大豆ペクチンが良いことは、娘がスポーツをやっているので、教えてもらった。
たしかに、そのサプリメントを飲むと軽くなる気はする・・・。
などと、考えをめぐらしていた時、巨匠、そして私をチェンバロの道に導いたG.レオンハルトの演奏会があった。昨年の来日前には体調を崩して、惜しくも来日がキャンセルになった氏の演奏に、2回出かけ(それにしても高額なコンサートだが)、氏の姿勢がすばらしく良いのに、今更ながら驚いた。
歩く姿、座った姿、演奏する姿、どれも、背筋がぴんとのび、それでいて、過度な緊張がどの部分にも掛かっていないのである。
79歳の氏は、腕が痛いなんて事にはならないのかもしれない。
私もサプリメントに頼らず、姿勢を気にしてみようと思った。
私の好きなレオンハルトのCDは数枚あるが、これはそのひとつ。
地味な基礎訓練が大切なんでしょうね。でも、やっぱり、無理が利かないからだになってくるのも事実ですね。私は久々に自転車に乗っただけで階段上るのがきつかったりします・・・
めぎさん
地味な基礎訓練て相当、精神力がないと出来ませんよね。
痛めてみて、大事さを痛感するんでしょうね。本当に傷める前に気をつけようと思います。