モンドンヴィル

モンドンヴィルという作曲家をご存じでしょうか?フランスのダカンやラモー達と同じ世代の1700年代半ばの作曲家です。

彼はヴァイオリン奏者でしたけれど、面白い編成の作品も書いています。その一つが「ヴァイオリン伴奏つきのクラヴサン曲」です。

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一見、オブリガートチェンバロのヴァイオリン曲のように見えまして、J.S.バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタと同じ種類のものかと思いますが、決定的に違います。

ヴァイオリンパートはやっぱり伴奏なんですね。時には、通奏低音を、時には旋律を、そして時には本当に分散和音での伴奏を受け持っています。なかなか演奏される機会もありませんが、丁度今度演奏するので、今練習を積み重ねていますが、初めは変な曲~と思ったものの、面白いんです。ヴァイオリンの扱い、そしてヴァイオリン奏者が書いたチェンバロ曲が・・・。機会があったら聞いてみてください。昔レオンハルトが録音していました。

Mondonville: Pièces de clavecin en sonates for harpsichord & vio

Mondonville: Pièces de clavecin en sonates for harpsichord & vio

  • アーティスト: Jean-Joseph Cassanea de Mondonville,Christophe Rousset,Florence Malgoire
  • 出版社/メーカー: Disques Pierre Verany
  • 発売日: 2000/10/17
  • メディア: CD

 


コメント

モンドンヴィル — 5件のコメント

  1. nyankomeさん
    わあ、どうもありがとうございます。
    でも、私のPCで聴けません・・・ちょっと、いじってみます。このCDです!なかなか変で面白い。

  2. この時代のフランスのチェンバロ曲、大好きです。
    この方のはほとんど聴いてないはずですが、これから試聴してみます。
    肖像画を見るとなかなか楽しそうな方のように思えます。(笑)

  3. Ceciliaさん
    どうも。このあたりのは、ロココ風で美しいですね。このあと、退廃的になっていくのがまた面白いですけど。

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