前のブログにも書いたが、コレクションを置いてある配所の部屋には、イギリス関係の楽器が置かれている。
そこを過ぎて左側にもう一つの部屋、そこにはイギリス以外の国の楽器が置かれている。
今日はこの中から、モーツァルトに関係深い楽器を2点あげてみよう。
始めにこの楽器
Burkat Shudi 作1766 年ロンドン 2段鍵盤チェンバロで、右ペダルで開閉可能なヴェネシャン・スウェルがついている。そして、父モーツァルトは彼の妻にあてた手紙の中に、若いヴォルフガング・モーツァルトがナポリの伯爵邸でこの楽器を演奏した書き残している。
その伝承楽器にお目にかかるのも、このようなオリジナル楽器めぐりの楽しみの一つでもある。
もう一台は、この黒いフレンチ2段チェンバロ 内側は赤。
この楽器のの後ろに掛けてある説明書きがごらんいただけるだろうか。有名なモーツァルトがチェンバロを演奏し、姉が歌を歌い、後ろでは父親がヴァイオリンを弾いている絵である。
ここに登場している楽器がこの楽器に良く似ている。
・・・・という例で、説明がなされているわけだが、実際、この色、脚(ネコ脚)のフレンチの楽器は数点あるのでこれがそれ、というわけではないのだが、この楽器自体が、面白い。もともとGoermansグルマン作のチェンバロに手を加えて,名工であったTaskinタスカンが、Couchetクーシェ作の楽器と偽って、売りに出したという代物。
今も演奏できるコンディションになっている
はじめまして。Googleで”Acta Virum Probant”を検索してここに辿り着きました。
家内はチェンバロ弾き(注、アマチュア)なので存じ上げているようですが、フルート吹きの私は存じ上げませんでした。
時々遊びにお邪魔します。
balaineさん
こんにちは。コメントありがとうございます。ラテン語の格言を検索されていたのですね。もしかして、北海道の方ですか?
また、いらして下さいませ。
チェンバロの赤とか緑などの鮮やかな色彩のものが多いですが、色の流行などもあったのでしょうか?
Ceciliaさん
どうも。時代、国によって装飾はことなりますけど、フランスはことさらに貴族の趣味が反映されていますね。部屋とコラボしているものもありましたしね。