イタリアオルガン事情no4

午前中に3つの教会と4つのオルガン(ロレンツォ教会には2台ある)を見た後、お昼となる。

フィレンツェに来たのだから、Tボーンステーキを食べた!!美味美味

 有名な広場の目の前のお店へ。

午後はアルノ川のベッキオ橋を渡った向こうにあるS.フェリチタ教会へ。

1572年以前のオルガンが状態も良くそこにあった。

このイタリアルネサンス時代のオルガンの特徴はこれ。



足鍵盤は少なくしかも、上の鍵盤と簡素な紐でつなげられている。プルダウンと呼ばれるこの方式で、足鍵盤は手鍵盤の低音を受け持っているのが良く分かる。

これは面白い。独自に足鍵盤のパイプが着いているのではなく、あくまでも補助。

だから、イタリアのオルガン楽譜(ルネサンス、バロック)は足鍵盤用の3段目の5線がないのか~と気付く。

各自にゆだねられていたり、楽譜からくみ取ったりして演奏するのですね。

つづく


コメント

イタリアオルガン事情no4 — 2件のコメント

  1. 紐!随分原始的ですねえ。
    オルガンもこんな歴史があったとは。
    それが楽譜にも現れているって面白いですね。

  2. 私も初めて見たときは驚いた!!です。本当に原始的。手鍵盤の低音部分は両方で演奏できます。手の小さい人には便利!だし、その人サイズで考えられるのは合理的ですしね。

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