ポジティヴ・オルガン

今日はちょっとチェンバロを離れ、同時期に使われていた鍵盤楽器の仲間、オルガンのご紹介。

教会や今では大きなホールにはパイプオルガンがあります。

それは固定の楽器で、持ち運べません。持ち運べるパイプオルガンがポジティヴ・オルガンです。

これは、最近とても使用頻度が日本でも増えました。

また、良い楽器も輸入されたり、日本の製作家が作ったり・・・でも、一番の理由は使用する楽曲が明確になってきたのもあると思います。

バッハの宗教曲・カンタータにはもともと想定されていたのでしょう。

チェンバロで弾く場合もありますが、チェンバロは世俗の楽器、オルガンに比べ、野蛮な音になってしまいがちです。

また、初期イタリア器楽作品や初期ドイツの器楽作品の通奏低音(低音に基づく古楽の奏法)にはオルガンの方がより合っているようです。

この写真のポジティヴ・オルガンは大変コンパクトに作られていて、移動も楽、さらに音も美しいでした。調律が大変です。

普通の車で(ハッチバックの)運べます。内部の下のほうの白い折りたたまれているのが「ふいご」。これが、膨らんで空気をパイプに送り込んで音を出します。鍵盤も中に収納できます。

これは昨年チェンバロと2重奏した時のもの。

昨日の私の楽しみ。

ベルギーのビール「ヒューガルテン」!!

ちょっと密かな贅沢をしてしまいました!!


コメント

ポジティヴ・オルガン — 6件のコメント

  1. ポジティブオルガンをこのような位置から見ることがなかったので、うれしいです。
    絵画に残っているような本当に小さなオルガンもそばで見て聴いてみたいです。

  2. こんにちは!
    ブログ訪問ありがとうございます!
    セドナはほんとによかったですよ、オススメです☆
    ハープ演奏されるなんて、めずらしい♪と思って
    即訪問しちゃいました。楽器っていいですよね~。
    「ポジティヴ・オルガン」なんて知りませんでしたが
    これはいいですね。あのパイプオルガンの音、
    大好きなんですよね~。
    いつかAMAZINGGRACEを弾いてみたい。。。

  3. 面白いオルガンですね!世の中いろんなびっくりがあるんだなあ・・・
    ベルギービール、素敵な楽しみですね。私の密かな楽しみは、ご飯に納豆を食べることです。ドイツにいると、納豆って贅沢なんですよね。

  4. Cesiliaさん
    いつも見てくださってありがとう。この仲を初めて見たときは感動しました。このようなコンパクトなのはめずらしく、普通風邪を送る部分は椅子の下にあります。今度、イタリアのオルガンたちをのせますね。

  5. neigeさん
    ようこそ!グランドハープなんですね。なんと私はルネサンス・ハープ、スパニッシュ・ハープから入って、今度はグランドにいかないとならないかも・・・と、怯えてます。家にも青山のアイリッシュあります。良い教本あります?

  6. めぎさん
    お忙しいでしょうね。納豆はドイツで手に入るんですか?あったとしてきっと高価なんでしょうね。オルガンといえば、ドイツ、ハンブルグの聖ヤーコビ教会にバッハが生きていた時代のオルガンが残っていて(色々付け加えられているけれど)、感激しました!

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