見分け方 その2

今日はドイツタイプのチェンバロ。

この表現、本当は変です。タイプは英語、チェンバロはイタリア、ドイツでのこの楽器の呼ばれ方です。英語ではハープシコードと呼ばれます。ドイツではこのほかにクラヴィーアと、イタリアでは実際にクラヴィチェンバロと呼ばれています。

日本ではチェンバロが定着してますね。文部省で決まったのかしら・・・。

さてドイツの楽器



楽器の先端(お尻)側が、今のピアノのように丸くなっています。

このような楽器はジャーマンと思って大丈夫

この楽器は、あと当時の主にフランスを中心に流行った「東洋趣味」が出ています。

鍵盤側

中国っぽいですね。これは日本の雰囲気とも思われていたのですが・・・。

こちらは、有名なクリスチャン・ツェルのオリジナルで今でも演奏可能です。

めったに触れませんが、特別に見せて頂けました。楽器の足元にあるカバンは私のです!

レオンハルトも録音に使っています。



この楽器の脚もドイツの特徴が出ていて、雲形定規(分かる人は少ないかも)のようなものが下についています。

次回はフランス


コメント

見分け方 その2 — 2件のコメント

  1. 東洋趣味のチェンバロもあるのですね。奥が深そう。
    おおっ、レオンハルトさまの録音に♪
    下側の雲形定規?は楽器を安定させるものですか?でもお洒落。
    イギリスのオックスフォードに一年だけ滞在していたとき、楽器博物館にヘンデルの使っていたハープシコード?が置いてありました。
    さすがに触らせてはくれませんが、何気に置いてあって、文化として溶け込んでいるんだなぁ、と妙に感心しちゃいました。

  2. こっちからよだれが出まくりのものも、そこら辺においてあったりして、羨ましい限りですね。友人のすばらしい音色のバロックヴァイオリンはイタリアの納屋から発見されたり、最古のリコーダーはトイレで何かの支えになっていたり・・・すごすぎます!

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