オリジナル楽器

オリジナルはどんな響きをしているんだろう

という純粋な欲求に動かされて、近年、ドイツ、イタリアに出かけて行っています。

日本の浜松に楽器博物館があって、オリジナル楽器を所蔵しています。12月に見学予定。

演奏するものにとって、ただ見るだけなのは収穫なしに等しい・・・そこで、こちらは専門家で音を出させて下さい、とお願いして、実現します。

03年にドイツのハンブルグ美術工芸博物館と八セルブルグにある個人蔵のお城に行きました。

その時のお城内部でのコンサート前の風景



チェンバロ2台とフォルテピアノ1台を使用してのコンサートで、一番ひだりがシュタイン作のフォルテピアノ。チェンバロ左側はオランダの有名なメーカーのルッカース作。右はイギリス、カークマン作です。決して弾き易くはないけれど、音に魅力がありました。

美術工芸博物館のシンバルつきのピアノ

ちょっとぼけてるけど、これでモーツァルトのトルコ行進曲が華やかに弾けます。

左手にアルペジオが出てくる場面でこれを鳴らします。ステキです。

次の機会には、イタリアオルガン事情を書きましょう。


コメント

オリジナル楽器 — 2件のコメント

  1. そのピアノの演奏を是非聴いてみたいです。
    そういえば、ずっと曲名を知りたい曲があるのですが、わかりません。(一度わかったのですが、忘れました。)
    C.P.Eバッハの曲でチェンバロとフォルテピアノ(だと思います。)を使った協奏曲で、モーツァルトっぽいです。
    ホルンの響きも素敵なのですが・・・、NAXOSで暇さえあれば調べているのですが・・・。

  2. ちょっと多忙でまったく数日かけませんでした。
    チェンバロとフォルテピアノのための協奏曲は2曲ありますね。
    チェンバロもフォルテピアノもこの当時、クラヴィーアと呼んでいたのではっきりしないものもありますけどね。チェンバロ2台、とチェンバロ&フォルテピアノ、そんでフォルテピアノ2台というヴァージョンで演奏されたりします。
    ちゃんと楽譜見ていませんが、時間のある時にお知らせしまーす。

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