大変ブログアップが滞ってしまいました。
覘いて下さっている方々にはお詫び申し上げます。
久しぶりに向うと、いろんな事が変わっていて、びっくりです。
使いこなせないかもしれませんが、だましだまし、やってみます。・・・難しい~ こんな絵文字もあるし・・。
アップしなかった間には、いくつか演奏会もあり、おいで頂いた方々にはお礼申し上げます。
さて、今日は持ち運びが大変便利な楽器についてご紹介しましょう。
私は非力なもんで、いつも楽器(チェンバロ)の移動には男性、または力持ちの女性の手をお借りしなくてはならず、それは歯がゆい思いがあります。管楽器や弦楽器のように颯爽と持ち運んでいる人がうらやましくてしょうがありません。
しかし、久保田彰氏が作成した軽量のチェンバロは私一人でも運べます。
正式にはイタリアン・ヴァージナルというもので5角形。ピゾレンシスが1550年に作成したものをコピーして鍵盤拡張したものです。もともとはショート・オクターブ(一番下はミまでしか無いのですが、ソのシャープキーをミ、ファのシャープキーをレ、ミをドに調弦して弾く楽器)だったのですが、最低音を従来のドまで拡張して作ってあり、使い勝手がよい反面、調整には苦労されたようです。
イタリアンの特徴の音離れの良さは良く出ていて、初期バロックのアンサンブルには十分使えますし、16世紀のヴァージナリスト(イギリスのエリザベス1世時代の鍵盤作曲家たちの総称:バード、ブル、ファーナビーたちです)や、イタリア初期バロックの作品はソロでも面白く弾けます。
そんな楽器を昨日、江ノ島の近くにある、小さなギャラリー&ダイニングのお店に運び込んで、演奏会で使用しました。
あいにくの雨でしたが、軽量で小さな楽器を、私の寝袋に入れて、運び、調律も少ないので簡単。急な湿気の変化で多少ジャック(音を出す重要な部分)の動きが鈍くなったものの、すぐに直せましたし、十分な音量で25名のお客様は喜んでくださったようです。
バロック・ヴァイオリン(本多洋子さん)と一緒の演奏会での使用も、十分でした。
興味ある方はここに載っています http://www.bekkoame.ne.jp/~sakazaki/eki/kubota/
おまけ・・・このお店で食べたパスタです。美味しかった~ベーコンと菜の花のパスタ
お店のHPです。http://www1.kamakuranet.ne.jp/tabunoki
また、楽器がほしくなってきてしまいました。とにかく、持ち運び自由な楽器は私にとって魅力です。
チェンバロって、そんな簡単に持ち運べるような大きさではないと思うので、移動時に誰かの助けをいただくというのは、仕方がないのでは?
けど、お一人でも運べるような軽量なものもあるのですね。
自分の知らない世界ですので、一つ一つが新鮮な驚きです。
YAPさん
どうも、コメントありがとうございます。
いつもどなたかにお願いするというのは、少々動きづらいこともあり、この楽器はなんだかうれしいですね。ただ、演奏できる曲は限られてきますが・・・うれしいです。
寝袋で運べるのですか!?それは凄い・・・
お忙しいのでしょうね。どうぞお身体に気をつけて。
めぎさん
なんだか、ばたばたと花粉症でひどい状態でした。ようやく、復活。
これは小さくて面白い楽器でした。