D.スカルラッティ その2

D.スカルラッティの話 2

スペイン王フェルナンデス6世と結婚したポルトガル王女バルバラに、音楽教師としてついて来たD.スカルラッティは、そこで没するまで28年間、精力的に鍵盤ソナタを書きます。

これはフェルナンド6世の子供の頃の肖像画

                     

すごい綺麗なかおです(๑→‿ฺ←๑)

そのスペイン王室で、カストラートの歌手のファリネッリ(本名カルロ・ブロスキ)と出会っている。



彼の肖像。

 

ファリネッリはフェルナンドの父カルロス5世の鬱病を、毎晩彼の寝室で歌うことによって治したという、凄腕の歌手です。そのような役目をしたファリネッリはかなりの権力を持っていたようですが、性格は真面目で控えめであったようで、政治に関してはあまり口出しはしなかったようです。

そのような音楽の同業者と一緒にD.スカルラッティはスペイン王室の肖像画の中に、同じ位置に描かれていることから、良い関係を持っていたのではないかと思われます。

このスペイン王室の中にあった楽器はチェンバロと最新の楽器フォルテピアノが数台あったようで、彼のソナタは、どちらの楽器の為に作られたかは、推測するしかありません。

というのも、この時期に作られたフォルテピアノは「強弱のでるチェンバロ」と言われるように、チェンバロという認識であったので、チェンバロのための・・・とこのソナタが書かれていても、謎なわけです。

どちらの楽器でも弾かれていたのではないでしょうか。

チェンバロで弾いていて、大変な達成感がありますし、

この当時のクルストフォリ作のフォルテピアノ(の複製)で弾いても、効果的だと感じますから・・・。

でも、チェンバロのほうが合っている気がするのは、チェンバロ奏者の偏見かもしれません・・・ね。

それにしても夢のような音楽空間であったスペイン王室・・・行ってみたい。

TK の紹介

ソロ、通奏低音でのチェンバロ奏者として活動を展開しています。古楽研究会所属(代表、講師)、音楽三昧メンバー、日本チェンバロ協会正会員。チェンバロに関するご相談にのります。

コメント

D.スカルラッティ その2 — 7件のコメント

  1. ルイ14世もフェルナンド6世も子供時代のお姿、可愛いですね~!
    ファリネリ・・・といえばやはり映画「カストラート」!!
    ご覧になりましたか?
    映画ではファリネリのお兄さんが重要な役ですが、作曲シーンにはチェンバロが出ていたと思いますので、今度見るときはもっと意識してみます。

  2. ふむふむ、スカルラッティの勉強になってます。そのうちに聴いてみよう・・・残念ながらうちにはスカルラッティのCDが一枚もありませんでした。ブクステフーデもないですねえ。バッハはいっぱいあるんですけどね。リューベックに行ったときにブクステフーデの名をよく耳にしましたよ。

  3. なるほどです。
    そういえば、マドリッドの王宮には、たくさんのバイオリンが展示してある部屋がありました。
    チェンバロは見かけなかったのですが、スペインの王室は音楽を愛していたのですね。

  4. Ceciliaさん
    「カストラート」は見ていません。お兄さんとの確執・・・の物語になっていますよね。カストラートの声はどんなだったのでしょう。謎ですね。

  5. めぎさん
    この機会に聴いてみてください。ラテンしてます。

  6. Yapさん
    スペイン王室は16世紀から音楽キチガイだったようです。戦場にも小さなチェンバロを運んでいったという記述が残されているのですもん。音楽家も戦場で演奏したという事ですね・・・。う~大変。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です